いつものことだけど、1人でもあっちこっち彷徨い歩いてます。
現在13時32分。
鎌倉駅を歩き出したのが11時だから、休みなしで2時間半も歩いていたわけだ。
今日の最終目的地は六国見です。
以前、鎌倉在住の素敵マダムにお会いした時「散在ガ池と六国見に、是非行ってみて」と勧められ、
気になっていたのになかなか来る機会がなかった所です。
そうこうする内、六国見は『最後から二番目の恋』のスペシャルのロケ地になった。
和平 (中井貴一) さんが、千明 (小泉今日子) に、
「ムシャクシャした時は、仕事サボったら? 付き合いますよ」と言われ、
仕事サボって行った先が、六国見だった。
「仕事サボってまで鎌倉案内してるなんて。根っからの鎌倉推進オジサンなんですね」
和平さんは千明にそう言われます。
そんなシーンで使われるくらいだから、ホントにおススメ絶景スポットなんだろうと期待値は高まった。
そんなワケで六国見を目指しているのですが・・・。
《鎌倉の公園》は、渋谷区在住の私の、公園に対する概念を変えてくれます。
都内の公園は、せせこましい敷地に遊具があり、ボール遊びは禁止。
鎌倉の公園は、ただの原っぱだったり、大森林だったり、沼地や池があって遊び方は自由です。
そんな鎌倉の公園で、最強なのは、久木大地公園。
ホントに凄いんだから。
※ 久木大地公園の話はまたいずれ。
あっ、玉ねぎ干してる。
そういえば昨年、宇田川農園さんで買った玉ねぎ、友達に羨ましがられたっけ。
玉ねぎの茎をまとめて芋ずる式になっているんですが、
こんな風になっていると《もち》が違うんですって。
六丁目公園から散在ガ池まで、一直線の緑道が続きます。
鎌倉湖畔通りって、素敵なネーミングだわ。
散在ガ池が別名、鎌倉湖というからだけど、
・・・ん? 散在ガ池って、池なの、湖なの?
緑道の真ん中にバス通り。
ここは「半僧坊下」と書いてある。
散在ガ池に行くには、この先の緑道を更に進むのかな。
突き当たったところが、公園みたいだ。
でも、南口の入口って、左かなぁ、それとも右?
右のようです。
ちょっと先に入口らしきものが見える。
あった。入口。
ちょっと見にくいけど、南口の入口からルートがふたつある。
ひとつは「馬の背の小径」
もうひとつが「のんびり小径」
馬の背というくらいだから健脚用かしら。
よーし、馬の背、行ってみよう!
馬の背の小径から、さっき歩いてきた緑道が見えます。
へぇ。
この公園は、喫煙OKなんだ。
最近はタバコが吸える公園なんてないでしょ?
特にこういった森林公園では「山火事」の為に、絶対禁煙っていうところが多いのに意外です。
散在ガ池っていうのに、池が全然見えません。
静かなベンチ見つけた。お弁当、ここで食べよう。
お弁当、ボケタ。
下り出したら、やっと池らしきものが。。。
どれだけ高低差があるのかな。
池だ~っ!
歩け歩けの方たちは、この辺でお弁当食べたんでしょうか。
※ 歩け歩け団体には参加できませんでしたが、ひとりで同じコースをたどっています。
おお、この公園も、久木大地公園と同じく冒険心をくすぐられる公園だ。
鯉もいっぱい。
畔のベンチで、犬をつれたオジサマに会いました。
実家で飼っていたアフガンハウンドに 体形が似ていたので、
「アフガンですか」と聞いたら、アイリッシュセッターという品種なんだそうです。
「触らせていただいてもいいですか?」と聞いたら、OKのわんちゃんでした。
わんちゃん撫で撫でしながら、御主人と雑談。
どこから来たの ⇔ 渋谷 どこに行くの ⇔ 六国見
鎌倉はよく来るの ⇔ 月に一回のペース 鎌倉好きなんだ ⇔ うんとても
「六国見かぁ。僕は冬しか行かないな。暑いからねぇ」とのこと。
六国見への行き方おぼろげだったので、教えていただこう。
御主人のイメージは、そうだなぁ、外国暮らしの経験がある、学者さんって感じかな。
さよならの時、さっと立って帽子をすっと取り一礼された姿が、まさに紳士でした。
道の教え方も滅茶苦茶お上手だったから、この方も、まごうことなき《鎌倉大使》だ。
大使とわんちゃんに別れを告げ、復路は「のんびり小径」を歩きます。
のんびり小径は、さっきの馬の背と趣きが違う。
大使も、往路は馬の背、復路はのんびり を選んだのは正解とおっしゃってた。
簡単な竹垣の下は、、、
はるか下が、池です。
なんかこの看板、笑える。
ああ、ここにもイワタバコ
大使&わんちゃんが、追いついた。
「この先にベンチがあるから、そこにいるね」と、追い抜いていく。
ふうっ、凄いスピードだ。
ベンチで休憩中のわんちゃんの写真、お断りして撮らせていただく。
「この子ね、写真撮ろうとすると、必ず横向いちゃうんだよね」と御主人。
恥ずかしがりやなのかな、御主人の方を見ています。
わんちゃん、いや違った! 私の息が整うまで、しばし歓談。
大使が、さっきの説明で分からないと気の毒だから、六国見まで連れてってあげると言うの。
「ええ~、いいんですかぁ~」
「全然 問題ない」
ということで、お言葉に甘えて、六国見を案内していただくことになりました。
つづく