野島崎灯台を出発した車は、南房総の海岸線を北上します。
夕陽、追いかけてくる感じ。
ねえねえ、あの街路灯、かっこよくね。
富浦の街路灯は、枇杷だったけれど、
海岸線のは、船舶照明みたい。下の飾りも洒落てます。
今回は沢山写真を撮るつもりで、カメラの解像度を
低くしちゃったので、フォーカスできない。
無念。
千倉の市街地に入りました。
どことなく葉山に似てる気がします。
千倉は凄く昔に、出来上がっちゃった町なんですって。
人が沢山移り住んで、家が建ち、
海岸線の道幅が拡げられないところが、葉山と似てるんだな。
新興住宅地とはちょっと異なる、雰囲気があります。
びゅんびゅん
17:30 ホテル到着。
街灯もない山道だから、ナビとヘッドライトが頼りです。
フロントでチェックインを済ませて、予約してあるコテージまで車で移動します。
話には聞いていたけれど、凄く広大な敷地のてっぺんまで車で登ります。
真暗なので写真はなし。ホテルの様子は、明朝を楽しみにしよう。
部屋に荷物を入れたら、夕食を食べに行こう!
ああ、腹へった!!
割烹 天平
小上がりにテーブルが二つと、4~5人座れるくらいのカウンターがあります。
2組先客がおいでだったので、我々はカウンターです。
どれどれ、何を食べようか。
とても品のある奥方が、茶釜の湯で抹茶を淹れてくださいます。
わぁっ、とろりとして美味しい。
長ドライブの疲れがふっ飛びます。
何にしようか迷っていると、奥方から貴重なアドバイスが。
郷土料理の、なめろう・さんが焼き・まご茶がセットになった定食があるんだって。
即決です!
追加で オリジナル料理『元祖さざえのかき揚げ(肝付)』を、3人でシェアーすることにしました。
トントントン
魚をたたく包丁の音が心地よく響きます。
なめろう(本日はアジ)
ここでも、醤油じゃなくて酢と梅酢でした。
何も付けないでも十分に楽しめる味です。
まご茶
漁師さんが船の上で食べる料理なんだそうです。
まご茶とは「まごまごしないで食べる」というところから付いた名前なんだとか。
流石に割烹料理屋さん。
とても丁寧に取られた上品なお出汁が利いていて、と~っても美味しいおつゆです。
漁師さんというより、お殿様になった気分。
さんが焼き(本日はいわし)
お味噌が全然とんがってな~い。
貝の器が小さくて、不器用な私がカタカタさせていたら、
MAMAが、まご茶の受け皿に移して食べるという技を考案。
ナイスです。
さざえのかき揚げ
小顔モデルの頭くらいある大きさ。
こういう時こそ、私のお手てを比較対照にするべきだった。
れんげでガシガシ壊して、3等分したけれど、ホントにすっごい量です。
どれも美味しい!!
カウンターごしにご主人に「美味しいです」と言ったのだけれど、凄い照れ屋さんなのか、下を向いてしまわれました。このお店は、年配のご夫婦と息子さんの三人で切り盛りをされているみたい。接客は、専ら奥方が担当されてるようです。(笑)
おまけ
部屋に帰って、「さざえ屋、美味しかったねぇ」「天平も、凄いよねぇ」なんて言いながら、
メロンパンと大福を平らげる ぶーふーうー。
自分でも、あきれ返ります。
〒 : 千葉県勝浦市墨名784
TEL : 0470-73-2049
営業時間:ランチ/11:00~14:30 ディナー/17:00~22:00
定休日:水曜日(祝日の場合、又は7月20日~8月31日は無休)元旦